認知症ケアシリーズ5このページを印刷する - 認知症ケアシリーズ5

もの忘れ看護相談外来・シリーズ5
 認知症の症状の1つに物盗られ妄想があります。この症状が現れる方と現れない方がいます。それは原因となるきっかけがあるかないかによります。

 財布をしまった場所を忘れただけなのに「誰かに盗まれた」と勘違いして思い込んでしまった場合、周りの人が「そんなことはない、自分がなくしたんでしょう。人のせいにしないで!」と否定的な態度をとったら、わかってもらえず不愉快になりいらいらします。

 このような気持ちのすれ違いがあると症状として現れやすくなります。
 
文責:認知症看護認定看護師 北原こゆき