症状について
特徴的な症状
特徴的な症状の一つに「幻視」があります。幻視の原因は、脳の後ろ側(後頭葉)の視覚に関係するところの障害でおこる症状です。日や時間によって、頭がはっきりしている状態とボッーとしている状態が入れ替わるといった、症状に大きな波があるのも特徴です。
そのほかに、パーキンソン症状、レム睡眠行動障害、自律神経障害、うつ状態などが現れます。
そのほかに、パーキンソン症状、レム睡眠行動障害、自律神経障害、うつ状態などが現れます。
症状チェック
以下のことを確認してみましょう。 2つ以上の症状があれば 専門医に相談しましょう。
もしかしてレビー小体型認知症!?
幻視
誤認妄想
認知機能の動揺
パーキンソン症状
レム睡眠行動障害
自律神経症状
- 「夜になると知らない人が家に入ってくる」と言う
- 「リビングに子供がいる」と言って、お菓子やお茶を準備する
- 何もないところを指差して「そこに誰かいる、何かがいる」と言う
- あらぬ方向を向いて独り言をいう
誤認妄想
- 「すでに亡くなっている人が生きている」と言う
- 自宅にいるのに、夕方になると「家に帰る」と言う
- まだ戦時中と思っている
- まだ学生時代と思っている
- まだ働いていると思っている
- まだ子供を育てていると思っている
認知機能の動揺
- 家族を時々間違える
- 普段できていることが時々できない
- いつもできる薬の管理が時々できなくなる
- いつも分かるトイレの場所が 時々分からなくなる
パーキンソン症状
- からだの動きが遅くなる
- 転びやすくなる
- 前かがみになる
- 歩幅がせまくなる
レム睡眠行動障害
- 眠っている時に大声の寝言や叫び声がある
- 眠っている時に体をよく動かす
- 夜間、眠っているのに起きて歩くことがある
自律神経症状
- 立ちくらみがある
- 便秘がひどい
- 異常に汗をかく
症状の具体例:幻視
実際には見えないものが、本人にはありありと見える症状です。
見えるものの多くは人や小動物、虫などです。例えば、「ネズミが床を動き回っている」「こどもが部屋で遊んでいる」などとその内容はとても具体的です。床にいる虫をつまもうとする動作や、何もないところに話しかけている姿で気付かれることもあります。
これらの幻視は、動いているものやじっとしているものなどさまざまです。本人の感情は不安・恐怖感、無関心、楽しいなどの反応があります。
見えるものの多くは人や小動物、虫などです。例えば、「ネズミが床を動き回っている」「こどもが部屋で遊んでいる」などとその内容はとても具体的です。床にいる虫をつまもうとする動作や、何もないところに話しかけている姿で気付かれることもあります。
これらの幻視は、動いているものやじっとしているものなどさまざまです。本人の感情は不安・恐怖感、無関心、楽しいなどの反応があります。
症状の具体例:誤認妄想
「夕方になると、ここは自分の家ではないといって出て行こうとする」「仕事を辞めているのに、まだ働いていると思っている」などの誤認がみられます。誤認が活発になると、徘徊したり興奮して、暴力におよんだりすることもあります。
また、聞こえないはずのものが聞こえる幻聴や「足にヘビが這っている」などの体感幻覚がみられることもあります。
「丸めてある洗濯物が動物に見える」「カーテンや吊るされた洋服が人に見える」といった、見間違い(錯視)や、「廊下が波打っている」「天井が下がってきている」といった、見ているうちに形や大きさが変化する変形視もあります。
また、聞こえないはずのものが聞こえる幻聴や「足にヘビが這っている」などの体感幻覚がみられることもあります。
「丸めてある洗濯物が動物に見える」「カーテンや吊るされた洋服が人に見える」といった、見間違い(錯視)や、「廊下が波打っている」「天井が下がってきている」といった、見ているうちに形や大きさが変化する変形視もあります。
症状の具体例:認知機能の動揺
日や時間によって、頭がはっきりしている状態とボッーとしている状態が入れ替わるといった、症状に波があるのが特徴です。 これを「認知機能の動揺」といいます。
「いつもできることができない」「時々家族を間違える」「時々家の中で迷う」などがみられます。通常、昼間よりも夕方から夜中にかけて悪くなります。 一日のなかで症状が動揺することもあれば、先月に比べて今月は調子が悪いといった具合に月単位で動揺することもあります。
この動揺は初期に目立つことが多く、長時間の昼寝の後や朝の覚醒後にもみられます。
「いつもできることができない」「時々家族を間違える」「時々家の中で迷う」などがみられます。通常、昼間よりも夕方から夜中にかけて悪くなります。 一日のなかで症状が動揺することもあれば、先月に比べて今月は調子が悪いといった具合に月単位で動揺することもあります。
この動揺は初期に目立つことが多く、長時間の昼寝の後や朝の覚醒後にもみられます。
症状の具体例:パーキンソン症状
動作が遅くなったり、前かがみの姿勢で小刻みに歩いたり、筋肉がこわばったりするようになります。表情が乏しくなることもあります。進行すると転倒の危険性が増大します。
症状の具体例:レム睡眠行動障害
普通の寝言とは違い、睡眠中に大声で怒鳴ったり、叫んだり、暴れたりすることがあります。レム睡眠時は夢を見ていることが多く、この最中に夢内容と一致する異常行動があらわれるため、これを「レム睡眠行動障害」といいます。
症状の具体例:自律神経症状
自律神経は、血圧や体温、内臓の働きなどを調整する神経です。
活動する神経である交感神経と、休む神経の副交感神経の2つがうまく切り替わらず、さまざまな身体的不調をきたします。 具体的には、起立性低血圧(立ちくらみ)、便秘、多汗、尿失禁があります。
活動する神経である交感神経と、休む神経の副交感神経の2つがうまく切り替わらず、さまざまな身体的不調をきたします。 具体的には、起立性低血圧(立ちくらみ)、便秘、多汗、尿失禁があります。
症状の具体例:うつ状態
病初期に現れやすいものにうつ状態があります。 気分が沈み悲観的になり、意欲が低下する症状です。 「めまいがする」「ふらふらする」といった、身体の不調を訴える場合もあります。
早期発見・早期治療の介入が何より重要です。 当院もの忘れ外来へご予約の上お越しください。 専門の医師・スタッフが担当いたします。
独立行政法人国立病院機構 菊池病院
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